住むなら大都市の田舎に、ギャマノンの言葉を胸に。

ギャマノンで得た言葉って、真の意味で励まされたり、支えになるんだなと思った話です。

日記

先日、夫と二人で近所の大きな公園まで歩いて行き、お花見をしました。ちょうど桜は見頃を迎えていて、少し葉も見えるくらいの十二分咲き。久々にお天気も良かったので、家族連れやカップルなんかもたくさん来ていました。

毎年、春になると夫とは色々なところに桜を見に行くのが習慣で、たまに時期を間違えて全然咲いていない時もあったけれど、そんな時は二人で爆笑したりして。二人でゆったり散歩しながら写真を撮ったりしていました。今年も、以前と変わらずそんな春が過ごせてとても嬉しかったな。

スマホと水筒くらいの身軽さで行って、途中でお茶飲んだりしながらぶらぶら歩いた。スマホで桜を撮りながら、後ろに引いて夫もこっそり撮ったりする。途中でバレて変顔されて笑ったりして。毎年そんな写真が増えていくんだ。

公園は桜が咲き乱れているし、道端の花壇にもチューリップが咲いていたりするしで、ああ、春だなと思いました。街を綺麗にしてくれている人たちに感謝の気持ち。普段あまり行かない方へ歩いて行ったのだけれど、目的地の大きな公園にたどり着くまでに小さな公園がいくつもあって、立ち寄ってみるとそこも桜が咲いていて、綺麗に整備されている。

青子夫婦は、現在関東近郊の某都市に住んでいるのだけれど、やはり大きな自治体なだけあってか公共の設備が綺麗にされている印象がある。ギャマノンで利用させていただいている施設も大きくて綺麗だし。人口も多いし、オフィスビルも結構あって法人税もあるだろうしで、自治体としての税収がうかがえるような気がした。お金のある自治体は強いと思う。世界の「TOYOTA」がある愛知県豊田市なんかいい例だ。そう思うと、我々夫婦が新居に選んだこの土地は、結構選択としては良かったのかもと思ったりしました。住むなら税収の多い、程よい田舎が良い、という改めての知見を得たな。

さて、今回行った大きな公園だけれど、実は結婚前にも来たことがあった。コロナ前だから相当前だな。本当に付き合いたてくらいのとき。その頃に思い馳せたりしながら歩き回った。当時の自分は、まさか夫がギャンブル依存症だなんて知らなかったし、ただただ夫のことが好きで好きで仕方なかったよなあなんて思う。

そう思いつつ、今年のお花見で撮った写真を見返すと、やっぱり私は夫のこと変わらず愛してるよなと思った。借金の嘘つかれたりしたことで、夫に対する気持ちに変化があったことは間違い無いのだけれど、写真に写る夫の屈託のない笑顔が愛おしくてたまらないし、そこは付き合いたての頃と何ら変わりないのだなと改めて思った。

これが共依存じゃないといいのだけれど。

ギャマノンで貰った言葉

お花見の前日、ギャマノンに行った際に仲間の方から

「夫婦の方が、他者であるぶん、相手との線をしっかり引けるからこそ回復が早いよ」

という言葉を貰いました。ギャンブル依存症という病気は、回復の速度はもちろん人それぞれだと思いますが、回復の道を辿ってもスリップ（もう一度ギャンブルしてしまうこと）などを繰り返しながら良くなるものだという認識をしていて、これは自分の頭の片隅に強く強く刷り込んでいました。だって、「もうやらない」という本人の言葉を信じたいけれど、それでスリップしてしまった時（当然本人もショックを受けるでしょうが）家族である自分もまた「裏切られた」と思ってしまうだろうから、「スリップしたとしても、ギャンブル依存症という病気がそういうものなのだ、病気がそうさせてしまうのだ」と思っておく方がショックは小さいかなと思っていたの。だから、私は夫に対して今懐疑的な気持ちを持ちながら一緒に過ごしてしまっている節があって、それが苦しくもあります。

だけど、仲間から上のような言葉を受け取りました。

私はその言葉を貰いながら「どうかなあ、本当かなあ」と思ったりした。だって、夫の問題が発覚してから2ヶ月も経ってないわけで、これから回復していかないといけないわけで。ぬか喜びはしたくないじゃないですか。疑っているわけじゃなくて、自分が過度な期待を持たないように抑えている感じ。

だけど、お花見して、夫の大切さみたいなのを改めて自覚した後、ギャマノンで貰った言葉を反芻すると、心強いなという気持ちになれました。多分、これがギャマノンメンバーじゃない人の言葉だったとしたら「勝手なこと言うなよ、何も分かってないくせに」と思ってしまいそうな気がするけれど、ギャマノンの仲間に言われた言葉は無責任に個人の意見を言われてる訳ではなく、これまで何人ものギャマノンメンバーによって何年もの歴史によって築かれてきた礎に基づき、これまで何人もの仲間を見送ってきたメンバーの方による過去の体験に裏付けられたものだから、だから本当に心強いと思えたのです。

早めにギャマノンに繋がっておいて良かった、と思いました。

ついでに、自分が危機的状況に陥った時の自分の判断と行動の速さにも感謝しておきました。（笑